WEBマガジン「旅色」にて、旅好きな著名人に、実際に使える旅の行程を教えていただく「あの人の旅プラン」コーナーを担当しています。2021年10月号は、美術や歴史に造詣が深く、好きな旅のキーワードは「縄文文化」という、俳優の井浦新さんにお話を聞きました。

これまでに、さまざまな場所へ旅をしてきた井浦新さん。旅をする時に大事にしていることはありますか?
井浦新 旅をするなら、古きを訪ねていきたいなといつも思っています。”温故知新”という言葉は、よくできた言葉で、古きを訪ねていくと、今とこれからの未来を考えていくアイデアや、いろんな力がもらえるような気がするんです。海外でも日本でも、古き文化というのは、機会や時間があれば、どんどん訪ねていきたいなと思っています。
歴史ロマンを訪ねる旅というのがお好きなんですか?
井浦新 好きですね! …ただ、“好き”を越えてしまって(笑)。ちょっとしたライフワークのようなものになっています。滝や巨木、巨石など、自然と触れ合う旅によく行くんですが、そのなかでも登山はできる限り旅の行程に入れています。なぜ山かと言うと、飛鳥時代や平安時代の頃、人間が山に登って巨岩の下にいわやを造り、そこで数か月間修業したり寝泊りした場所が残っていて。なので、登山をして自然と触れ合うことが、実は古い時代の歴史や文化に触れることにつながるんです。
井浦新(いうら・あらた)●1974年9月15日生まれ、東京都出身。1999年公開の映画『ワンダフルライフ』で主演を務め、俳優としても活動スタート。以降、さまざまなドラマや映画などに出演。一方で、アパレルブランド『ELNEST CREATIVE ACTIVITY』のディレクターを務めるなど、幅広い分野で活躍中。自身ゆかりの山形県金山町を撮り下ろした写真集「町と祭 -山形・金山- 井浦新写真紀行」が発売中。